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Yanal-Lab News

2015/06/12(金) オーガナイズドセッション3 新しい分野への挑戦

OS3-01 展示施設におけるセンシング技術の実利用

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概要:博物館や遺跡などでのARガイダンスシステムの紹介
マーカーを置く場合や画像認識で行う場合それぞれまだ問題がある
美観を損ねたり照明で映り方がだいぶ変わってしまう
なので
「美観をそこなわず光量にも左右されず気軽に所見で使え簡単、無人利用可能なシステム」が欲しいそう
んな無茶な

以下スライド概要
ガイダンスシステムにARはすでに適用されている
原画展、映像に入りこむようなシステムやバーチャル試着

実利用の課題
マーカーを置くと美しくない
しかし画像認識は精度が展示物に依存し難しい
展示施設ではスポットライトなどでよい照明環境にならない
タブレット端末などは高齢者の手に取ってもらえない

美観をそこなわず光量にも左右されず気軽に所見で使え簡単、無人利用可能なシステム
無理やん

ビジネスとしては回っている
日本人は品質にこだわる 品質の共有を行う
回転率を考慮した体験の設定
無人運用 複数人でもできる
グローバルは楽 簡単な技術でも喜んでもらえる
ただ契約や支払い、スケジュールなどが大変

展示施設向けロボット
受付案内
気持ちの推測
こんなものが画像で出来れば

OS3-02様々なモビリティへのセンシング技術

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概要:様々な自立移動物体を作成している企業の取締役の方のお話
画像認識技術のお話などはほとんどなかったがインタラクティブな会社の取締役なのでお話は非常に面白かった
2020年オリンピックには自動運転タクシーと自分の後ろを勝手についてくるような台車を普及させるという意気込みが溢れていた
また来月にはドローンを発表するようで5Kカメラを用いて高精度な3Dデータを作成できるようだった 欲しい

以下スライド概要

自立移動プラットフォーム
自動車や農業機械、航空機に適応
2014年末から行動実験開始
ロボットタクシー構想の実現 DeNAと共同で会社設立
ZMPは自動運転車への改造メーカ
タクシー・ハイヤー
過疎地での安価な乗り合いバスのような使い方

ステレオカメラを用いた画像認識による障害物検出機能
人間の身体を自動運転・・・?
技術的には2020年にはドライバレスの自動運転可能になる
問題は法律



OS3-03マルチメディア食事記録支援ツールFoodLogとそのデータ解析

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概要:東大の相澤先生によるFoodLogのお話
食事を認識、管理する技術というのは他の健康管理手法よりも遅れている
そこで食事ログアプリケーションFoodLogを提案、開発した
最初はWebベースであったが今ではスマートフォンアプリにもなっている
画像を与えることで種類を返してきてくれる
画像を取り入れることでユーザからの評価実験においても結果がよくなっている
今後は精度の向上やビッグデータとしての活用法も考えていく

以下スライド内容
生活の基本「食」
「食」は情報技術にとって急激に顕在化してきたターゲット
食メディア研究会というものもできている
近年では様々な会議なども増えてきている
ワトソンを用いてレシピの作成、Googleも取り組む

食事記録
減るケアのための技術
エネルギー消費の記録・バイタルサイン・エネルギー摂取(食事記録)

マルチメディアによる食事記録
最初はWebベース、次にスマートフォンアプリ
2009年Webに画像を与え認識
栄養評価の目安を算出
食事記録・管理の機能を汎用化
様々なアプリケーションで再利用
食事ログアプリケーション

日本人男性の肥満が増え続けている
体重コントロールをする男性は全世代で5割以上
肥満になると糖尿病などの健康を害する恐れがある
食事のコントロールが非常に重要

今までの方式では料理名や量を手書きで記録
栄養士に提出する

スマートフォンも活用されているがテキストでは負担が大きい

画像を利用することで記録漏れの防止 他者による確認などができる
テキスト入力・探索がメイン 補助的に画像検索

ユーザー評価実験
画像有の方が満足度が高い

成果
企業などで健康指導支援において指導員の補助的に用いられている
糖尿病患者の自己管理支援

ビックデータとしてのFoodLog
100万件の食事記録
7万件のユニークな食事名
もともとは2000弱
食事の代表カテゴリを決めその中に内包させる
類似の名前を集め要約する

食事記録支援ツール
FoodLogの展開
日常食を継続的に収集するビックデータ
手間の更なる軽減、食事データの知識化、横断的なデータ活用へ

1: ヤナイ 2015年06月12日(金) 午後11時40分

100万件とは凄いですね.我々は仕方ないので,Twitterから収集するしかなさそうです.10億件以上ののログがあるので,いろいろな食事が発見できるはずですが,Foodlogと違って家庭食は少なくて外食が多いかも?


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